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好きな色を集めたのに、ごちゃごちゃしてしまったり、
シンプルなインテリアにしたのに落ち着かなかったりした事ありませんか?
それはインテリアの色使いに(カラーコーディネイト)に失敗しているのかも知れません。
ちょっとした色使いの基本を知っておくだけで、インテリア選びや部屋の雰囲気つくりが
スムーズに進みます。
インテリアの色の仕組みって?
「色相環」っていうのがあって、これは「赤」「青」「黄」などの色を虹のように
並べたものです。色味のある色「有彩色」の配列になります。これとは逆に
色味のないものを「無彩色」といい、「白」「グレー」「黒」がこれにあたります。
その色それぞれに明度・彩度とトーンが加わります。明度は色の明るい、暗いを
表す色の明るさの事です。彩度は色の鮮やかさの違いで、高いほど澄んでいて、
低いほど濁った色味になります。
この明度・彩度に組み合わせて考えていくのがトーン(色の調子)になります。
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左が色相環のイメージです。
正確ではないのであくまでも参考
程度に思ってください。 |
インテリアの色の組み合わせのパターンって?
同系色でオーソドックスで無難なインテリアに。 色相環から一色を選び明度や
彩度の違う色を組み合わせます。まとめやすい反面、おとなしすぎ、面白味に
欠ける面も。
類似色で統一感、安心感のあるインテリアに。 色相環の隣り合う色同士を
組み合わせます。色の配分を考えてメリハリのある印象に。
反対色で鮮やかで刺激的なインテリアに。 色相環の向き合う反対色を
組み合わせます。お互いの色を引き立て個性的なインテリアに。
落ち着かない場合はトーンを下げたり、ベースの色を無彩色にします。
同一トーンは違う色同士を同じ色の調子で(トーン)で組み合わせます。
明るいトーンは元気一杯のイメージ、暗いトーンはシックなイメージ、淡いトーンは
フェミニンなイメージのインテリアに。
インテリアの色の持つ効果って?
「白」は清潔でシンプルなイメージ。 部屋を広く開放的に見せたり、天井を
高く見せる効果があります。
「黒」は重厚感やリッチなイメージ。こちらは逆に部屋を狭く見せます。
「赤」「オレンジ」「黄色」はぽかぽかあったかいイメージなので「暖色」といい、
暗い部屋や北向きの部屋に向いています。一方で、気持ちを高ぶらせる色なので、
くつろぎスペースのリビングやベッドルームで使う場合はトーンを落とした方が。
「青」「青緑」などの青系の色は冷たさを感じさせるので「寒色」といい、
気持ちを落ち着かせる色なので寝室に向いています。また、狭い部屋を広く見せる
効果もあるので洗面所やトイレにも。
「緑」は森や草原などの自然を連想させリラックスした気分にさせてくれます。
観葉植物を置かれる方が多いような。
「茶色」は広大な大地をイメージさせ落ち着いた気分にしてくれます。
また、古風で懐かしいイメージも。
「紫」は妖しく謎めいたイメージの反面、高貴なイメージも。
インテリアの色選びって?
どんな色を、どこに、どれだけ使うかを決めるには「ベース・カラー」「メイン・カラー」
「アクセント・カラー」の三色で構成していきます。
「ベース・カラー」は天井、壁、床に使われる色で「白」「アイボリー」「茶色」系が
一般的です。ベッドルームには暗めの色や、子供部屋には空や太陽をイメージした
明るい色を使うことも。
「メイン・カラー」はソファ、テーブル、キャビネットなどで部屋の主役になる色です。
スタイルに合わせて好みの色を選んでください。
「アクセント・カラー」は雑貨、小物、絵画などで部屋にメリハリをつける色です。
鮮やかな色で個性的な演出を。 |
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