キッチンは今や、リビング・ダイニングと一体化したオープンキッチンが主流です。
どんなキッチンにするか、リビング・ダイニングのインテリアと合わせて考えましょう。
キッチンは毎日使うスペースなので、使う本人に合わせて動きやすく、整理整頓、
掃除がしやすいのは重要です。
調理中の煙やゴミの臭いが、リビング・ダイニングに充満するのは避けたいので
換気設備も重要です。
|
 システムキッチンって？
キッチンの形。I型、II型、L字型、コの字型、
アイランド型の五つがあります。
I型はシンクとコンロが並んだベーシックな
タイプです。
II型はI型を二列にしたもので、シンクと
コンロを振り分ける事もできます。 |
 |
L字型はシンクとコンロを同時に使えて作業性が上がりますが、コーナーの上部と、
コーナー下の収納部分がデッドスペースになります。
コの字型はL字型より、さらに作業性の増す分、コーナーのデッドスペースが二倍に
なり、その有効活用が課題になります。
アイランド型はその島という名の通り、壁から独立した形でキッチンが存在します。
ホームパーティーなど人がよく集まる家に向いています。
ただ、キッチンが丸見え状態ですので、いつも整理され、清潔に保っておかなければ
なりません。
ワークトップ(キッチンの天板)。 切る、混ぜる、盛り付けると、調理をする
場所です。それぞれの材質によって特性がありますので、それらを押さえて
選んでいきましょう。
一般的に最も多いステンレスは１０ｍｍ前後の厚さが主流で、厚くなるほど
耐熱・耐久性が増します。
ステンレスより耐熱性が低いのが人造大理石です。色の種類も豊富でインテリア的
にも楽しめます。最近では、耐熱性も向上してきてます。
タイルはナチュラルスタイル好みのた方には、欠かせない素材です。目地の汚れは
取れにくく掃除が大変かもしれません。掃除が苦手な方は、汚れを防止する加工を
施したものもありますので、そちらがお勧めです。
扉素材。 収納部分の扉は色も材質も様々です。無垢もの、合板、ステンレス、
鏡面仕上げ・・・ワークトップに合わせて素材・色を選んでいきましょう。
コンロ。 煮る、炒める、揚げると、キッチンで一番汚れるスペースです。
掃除がしやすいデザインが一番でしょう。その点で人気なのがI・H クッキングヒーター
です。フラットなので、一拭きで汚れが取れます。ガスコンロでも掃除のしやすい
ガラストップのものがでています。
家族の人数、生活スタイル、キッチンスペースによって、２口〜４口コンロを
選んでいきましょう。
レンジフード。 煙と臭いを防ぐのに欠かせない設備ですので、給排気力には
気を配りましょう。レンジフードそのものの能力もありますが、排気ダクトの長さが
重要になします。ダクトが短いほど給排気力がよくなりますので、コンロ設置場所と
ともにあらかじめ計画を立て、よく確認しておきましょう。
オープンキッチンが主流の現在、レンジフードはかなり目立つ存在なので、インテリア
としてのデザイン性や色も重要な要素になります。
その他のビルトイン設備って？
システムキッチンの中には様々な設備が、あらかじめ組み込めるようになっています。
キッチン内をスッキリ見せる反面、買い替えや不要になった場合に不便です。
主な設備として、食器洗い洗浄機、オーブン、浄水器、給湯浄水器、
ソープディスペンサー、ディスポーザ(生ゴミ処理システム)など。 |
